急性冠症候群と“たおやか”な歩み
平野部でも沖縄県の緋寒桜は 見頃の満開である。
ソメイヨシノと異なり桃の花に似てベビーピンクの花で、北部の八重岳まで行くと一面が「桃源郷」の趣きがある。
話題は変わるが、最近の診察室の風景を再現したい。
施設に入所中の92歳の座位の男性が孫の車椅子の操作で診察室に入る。補聴器をしているものの男孫の耳元での通訳(?)をしてくれるおかけで何とか意思疎通が取れる。
「最近は どうですか?」という私の質問に答える。
『元気です。どこも悪いところは無いです。』と答えてくれます。
・・・コリャ マイッタ
・・・ソレダト ナンノタメノツウイン?
一方、
87歳の女性は一本杖をつきながら お嫁さんの付き添いで来院する。
「お変わりないですか?」と私の質問に答えた。
『足が痛くて整形外科に行ってきたサー」
『整形の先生は85kgの肥満に対して両膝の痛みに
解決策を教えてくれたサー』と。
『もっと痩せなさい。』とキッパリと言われた様子。
本人は落ち込むことなく“たおやかに”・・・
『なんとかなるさー』
87歳までの長寿の秘訣は この点かもしれない。
、『なんともならない』体重の増加の
現実もそこには横たわっている。食事量とのせめぎ合いがゲームのようにまた楽しい。
お二人とも次回どう変わるのか?
お会いするのが楽しみである。ナントカナッテ。