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上室頻拍発作と診察室の日常

 季節は初夏並みに ツツジの赤紫や白色の花は咲きデイゴの赤い花も合わせて短期間で街並みが色どられた。まだまだ3月初旬なのに。

 話題は変わるが、最近の診察室の風景を紹介するでー。関西弁の第2回目に遅れずについてきてやー。

 いつものように後期高齢者(75才以上)の方の
男女の比率が高い午前中の診療室は大声でやかましいかもしれへん。
 前回も紹介したんやけど加齢による難聴者に補聴器はつけているんやけど年季の入ったそれを使い込んでいるのか 大声で話さないと伝わらへんのやわ。

とても上品に振る舞う事なんかできへん(まっ、もともとこちらも品のいい方では無いからありがたいのやけど)
 
 大方の患者さんに付き添いの家族がついて いやはるから通訳を間に挟んで会話しているみたいなことは前回述べたので端折るわ。大概は簡潔に結果の要点を話すよう家族さんに丁寧に努めているんやわ。

そやけどモニターで胸部レントゲンや心電図の説明には 腐心するでー。本人が心配そうに眺めているから。
 どうやっても 本人に説明しても歯が立たない時は、通訳の家族さんの方をみて 異常点は前回と変わらず新たな緊急の精密検査を必要とするのがないから経過をみていきましょう。と話すことも時々あるんよ。

 通訳役の家族さんは、こともなげに こう本人に耳元でしかも大声で説明したのが、クスッと笑えることやったんやわ。

 “ジョートー(上等)って”

なんと簡潔で理解しやすい言葉なんやー。(大谷翔平選手の通訳よりすごいんとちゃうか)